酵母の採り方
5月~10月の気温の変動が少ない時季が比較的楽に採れます。

ジャガイモ・トマト・あんず・レーズン・イチゴなどが発酵状態が分かりやすく、酵母を採りやすいです。


1.  1日目。まず、清潔なペットボトル(ミネラルウォーターが入っていたものがより良い)に、細かくつぶしたトマトの実(皮も)と同量の水と砂糖を一つまみ入れて良く振って蓋をします。28~30℃の場所においておきます。※レーズンは倍量の水です。

2. 2日目~3日目。 一日二回よく振って蓋を緩め、中のガスを抜きます。

3.三日目。2.を繰り返して表面の周りに発泡リングが出てくると発酵が始まった合図です。

4. 四日目~五日目。盛んに発泡してきました。ボトルはガスが充満しています。蓋を緩めてガスを抜いてからボトルを振ります。

振った後は、こんな風に発泡します。


液種に小麦粉を足して力をつけます。

5. 5~6日目。発泡が少し落ち着いてきたら清潔な茶こしで酵母液を濾します。酵母液50~60gに対して強力粉100gとハチミツを微量(加えなくてもいいです)を混ぜて軽く捏ねて、ビニール袋に入れます。温かい場所に置いて約二倍くらいになって気泡が出るまで(半日~一日)発酵させます。

6. 5の種の重さ3:小麦粉2:水1 を軽く捏ねてビニール袋に入れて、冷蔵庫に1週間~10日置いて発酵を待ちます。写真は10日保冷したものです。

7. 種を冷蔵庫(約8℃)で保冷しながら5日~1週間に1回種継ぎを繰り返します。

3~4回繰り返して力をつけた種が親種になります。

トマトやレーズンの色の個性は2ヶ月ほどでなくなります。

注意!
酵母液の状態が悪いと腐敗するときがあります。
上手く発酵したものは炭酸臭がします。

臭覚をフルに使って判断してください。