使用道具やミキシングの例を書いてみました。
参考にしてくださったら幸いです。

1.使用道具

パン作りの必要な道具
基本の道具

基本材料と道具です。

左下から中心に向かって渦巻の時計回りで。

  • 調味料を測る容器
  • ヘラ
  • 麺棒
  • 水を入れる容器
  • バターを薄く塗ったボウル
  • 砂糖
  • キャンバス地
  • 大きいビニール袋
  • エンボス手袋
  • 計量器
  • 記録用紙
  • バター
  • 材料を測るボウル
  • その他・・・温度計・発酵かご・型など

ダウンロード
よろしかったらお使いください。
使用した材料やミキシングなどの作業工程を記録する用紙です。記録を残しておくと後で役に立ちます。
2017パン製造記録用紙.pdf
PDFファイル 43.0 KB


2.ミキシング

捏ねはパンの要の作業です。
機械を使用すると軽い見栄えのいいパンになります。
手捏ねは、どうしても膨らみにくくなるので角食パンはケースいっぱいにしたいときは、
粉の量を増やしたり、タンパク値が12%以上の強力粉を使うなどの工夫が要ります。
機械がなくてもクロワッサン折込みブリオッシュフランスパンなど作れます。
手捏ねは、味わい深い優しいパンになります。


業務用ミキサー(参考)

マイスター5:フランス製
フック:スパイラル・無段階
低速1.3 中速2 中高速3 の目盛り
※現在は電圧の関係で販売されていません。


手捏ね(餅つき機併用)

例:角食パン 1.5斤型1本分

材料:仕上げ種170g、強力粉(たんぱくが12%以上のもの)、340g、砂糖25g、塩5g、脱脂粉乳8g、水240g*、バター35g
*粉によって調節してください。

作り方:

砂糖・塩・脱脂粉乳・水・仕上げ種を混ぜ合わせ、種がまばらになったら強力粉を徐々に加えます。


餅つき機に入れて5分捏ねます。


台に取り出して、捏ねたり叩きつけたりします(5分)

餅つき機→手捏ねこの動作を合計三回繰り返します。仕上げに餅つき機で5分捏ねます。(材料を混ぜて捏ねあがるまで約40分)


★手捏ねと叩きつけ

捏ね:腕を伸ばしたまま重心を移動させるような感じで前方に向かって体重をかけます。くるりと半分時計回りに生地を回ります。「体重をかける→回す」を繰り返します。

叩きつけ:生地の下部を両手で掴んで台に軽く叩きつけます。次々と周りの縁を掴みながら20回繰り返します。


このくらいの膜になるまで捏ねます。



  • 定格時間が長い餅つき機やニーダーは説明書に書いてある次の作業までの休ませ時間を参考にして捏ねる時間を調節して下さい。
  • 餅つき機は水分の少ない生地は羽根に絡みにくいので不向きなので万能とは言えません。
  • 手捏ねは髪の毛など混入しやすいので、帽子や三角巾を着用します。
  • 自動パン焼き機の捏ね機能を利用する場合でも手捏ねの併用をお勧めします。

※いずれも夏季の気温が高くなる時期は捏ねあがり温度に注意します。粉の温度が30℃を越えると繋がりが悪くなり、ぼそぼそのクラム(中身)になります。ボウルの下を氷水で冷やしたり、材料を冷蔵庫で冷やして捏ねてください。


3.保温器

家庭用のホイロ(発酵器)
家庭用のホイロ(発酵器)

タイマー付きの家庭用の発酵器です。

安定しない保温をサポートしてくれます。

これはかなり古いものですが、現役です。


4.オーブン

家庭用ガスオーブン(熱風式)
家庭用ガスオーブン(熱風式)

河原の石を綺麗に洗って。焼いた石に水をかけてスチーム焼成もできます。