全粒粉の配合率を変えて膨らみと味を比較してみました。手前から全粒粉95%、右75%、奥30%。全粒粉が少ないほど軽くなります。
全粒粉の仕上げ種を作ります。
材料:親種30g(20gが小麦粉10gが水)、全粒粉80g、塩2g、水50g
※ミキシングが短いので塩を水に溶かしておきます。
軽く捏ねて温かい場所で3倍になるまで発酵させます。炭酸ガスの匂いが嗅ぎとれます。
全粒粉95%
上記の仕上げ種全量、全粒粉300g、モルトシロップ2g、塩5g、水210g
全粒粉75%
上記の仕上げ種全量、全粒粉220g、フランス粉80g、モルトシロップ2g、塩5g、水210g
全粒粉30%
上記の仕上げ種全量、全粒粉40g、フランス粉260g、モルトシロップ2g、塩5g、水210g
作り方:
例:全粒粉95%
A 全粒粉300g、モルトシロップ2g、水210g
B 仕上げ種全量、塩5g
あとがき:
全粒粉のパンは玄米を食べている感覚です。
玄米と栄養価を比較してみると、骨に良いカルシウム・マグネシウムが多く、味覚の発達にも良いとされている亜鉛が1.5倍。鉄と葉酸も1.5倍。食物繊維は全粒粉の一割で、いずれも全粒粉が勝っています。カリウムも多いので制限されている方は注意が必要です。
全粒粉は酸化しやすいので2%の塩を入れて仕上げ種を作ります。本生地仕込みで全て全粒粉を使っても親種の分があるので、厳密には100%全粒粉のパンになりません。
食べ口は全粒粉が多いほど重くなります。飽きるので食べ方に工夫がいるかもしれません。
通常の仕上げ種を使用する場合
全粒粉75%(仕上げ種160g、全粒粉300g、モルトシロップ2g、塩6g、水210g)
全粒粉30%(仕上げ種160g、全粒粉120g、フランス粉180g、モルトシロップ2g、塩6g、水210g)
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