液種に塩を加えると雑菌の繁殖を抑制する。乳酸菌の増殖が期待できる。
それを種に応用して腸内環境を整えるパンができないものかと実験しています。
塩液種を種継ぎして乳酸菌を増殖させ、さらにリフレッシュした種を使ってパンを焼きました。
初めてのことなので、食べて体調の変化をレポートします。
私は腸が弱いので怖いですが人体実験です。
焼いた翌日はトーストせずに食べました。懐かしい酸っぱいパンに近い味。肉やチーズに合いそう。海外では全くokのレベルの酸味。便通は普通。
3日目はトーストして食べました。クラムの厚い部分は若干酸味が残るも、幾分食べやすくなっていました。便通は良好。
4日目もトーストして食べました。酸味が少しあって、旨味が乗ってきた感じです。便通はかなり良好。
このパンは焼いて4日目辺りから食べ頃だと思います。
そして、今回改めて感じたことは酸味のある種で焼いたパンは膨らみもよいことです。
食べるとザクザクといい音がします。音を食べるパンといってもいいくらいいい音がします。
これを伝えるにはアップの写真を撮るしかないと思いました。クラストの気泡と焼き色と香りはボウルを被せて焼いたパンとは思えない出来です。
酸っぱいパンは日本の食生活にまだ根付いていません。同じパンを海外で食べると感じ方も違うと思います。
この種でどう作っても安全で、しかも酸っぱいパンを食べる利点をはっきり言えるまで、この作り方はまだ、お勧めできないかな。
引き続き、あと半月くらい塩液種を種継ぎしてパンを焼いてみます。
リトマス試験紙なので大体ですが、現在、種継ぎを繰り返している塩液種はPH4強くらいです。