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家庭用オーブンのフランスパン

かつては熱風式のガスオーブンや電子レンジ付きオーブンが主流でしたが、今は300℃まで設定できる過熱水蒸気オーブンレンジも出回っているようです。

ビルトインにこだわらなければ手が出せる価格帯です。

スチーム機能や石窯ドーム搭載でほんとに日本の技術は凄い。いいな~~使ってみたい!

我が家のガスオーブンを修理してくれた技術さんによると、焼いた石に水をかけるスチーム焼成を繰り返すと、電子レンジ機能がダメになるそうです。

私のオーブンにも電子レンジ機能がついていましたが、早々と故障してずっとオーブンのみ使用しています。
かれこれ28年の酷使の間、マイコンを一回、タイマー機能を二回交換して今も何とか稼働しています。

 

パン作りが頻繁な家庭はオーブン単体もしくはスチーム機能がついているものがいいと思います。

 

家庭用オーブンは上火と下火の機能がついていません。

天板を加熱するか、しないかで少し近くなります。


フランスパンは予熱をかける時、天板も一緒に加熱して、下火を意識します。

そこにクープを入れた生地を移します。オーブンに戻したら焼いた石に水をかけて焼き上げます。

使う粉にもよります(フランス産がいいです)が、自然発酵種はもともとクラムの保水と弾力があるので蒸気が多いと表面がパリッとなりにくいし、クープも開きにくいです。

太く成形して長時間焼くとクラストが硬くて軽く焼きあがらないので分割の重量と成形も大切です。

石を加熱しすぎるとパンの表面が火ぶくれを起こします。

ダンパーを開けると庫内温度が一気に下がるので、厳密なフランスパンを考えたらプロと同じくは難しいと思います。

 

自家製のフランスパンは多少見栄えが悪くても、美味しくて愛おしいです。