どうしてイーストを使わないの?
疑問をお持ちの方へ。
イースト菌のパンを食べるとお腹が張るのとイースト臭が好きでないからなんです。
元々胃が弱く、塩辛いものを食べると腹痛になることもあります。
自然に自分の体に合った酵母菌を選んで焼いているのだと思います。
自家製酵母の熟成が間にあわない時、インスタントドライイーストを使う時があります。
一般の使用量より、ずっと少なく、時間をかけて作ります。
そうすると、イースト臭は抜けませんが、どこか自家製酵母に似たパンになります。
写真はレーズンパン好きの息子に焼きました。イーストは本当によく出来ます。
窯伸びもよく、きめ細かくあっさりして食べ口が軽いです。
生イーストをパン屋さんに分けていただいて焼いていたことがあります。
毎日作ってもあまり減らないので褐色から灰色になり破棄していた記憶があります。
自家製酵母の方が管理しやすい気がします。
インスタントドライイーストよりも粒が大きい缶入りのドライイーストでも焼いていましたが、どこか面倒で自然に辞めました。
ホシノ天然酵母も長く使っていました。
とても美味しく体に合って気に入っていましたが、パンのコストが高くて、酵母代金が限りなくゼロに近い今の自家製酵母に惹かれました。
そうそう、発芽玄米から酵母を採って焼いたパンの匂いがホシノ天然酵母に似ていました。
培地の匂いがパンに出るんですね。特に米類は顕著です。面白いです。
そんなこんなで自家製酵母に落ち着いて21年になります。
近頃、イースト菌の表示はパン酵母や酵母となっています。確かに単一酵母ですもんね。