小麦粉からパンになるまで二日。
忙しい時代に時間をかけて作る自家製酵母のパンは受け入れ難く感じる方も多いと思います。
自然発酵種のパンは一日かけて親種から仕上げ種を作ります。
翌日、本生地仕込み。
一次発酵が約4時間。二次発酵が90分~150分。ミキシングから焼成まで9時間~12時間です。
おお、長い!
でも、発酵時間が長いと、その間ちょっとした用事ができます。
捏ねあがり温度を調節して5時間ほど家を留守にしたり、捏ねて寝てしまってオーバーナイトも出来ます。
イースト菌、市販の天然酵母菌、色々作り続けてきて、私の生活に合っているのが自家製発酵種でした。
酵母代金がかからないということも大きいですし、いつも同じ味の同じパンができないのも魅力があります。
忙しいとイライラするのは周りのスピードについていけない、ということもあります。
ゆっくり味わいながら手作業する。
多少酸っぱくても、形が悪くても、空気が入っていても、でき上がったパンを感謝して食べる幸せがあります。
写真は山形パン クラストにパリパリと、ひび割れた痕が・・・・。